イジってる人はよく、「構ってあげてる」とか、「イジられる人は可愛がられている」と言ってイジる事に何の疑問も持っていないどころか、善行とまで見なしているフシがある。
しかしイジられている人にとっては、全く逆で精神的苦痛になっている事が多い。
今回はそんなイジリとイジメについて考えてみる。
(正直言うとイジる側に対してキツく書きすぎた感があるけど、まぁいいか。)
- イジられやすいタイプ
- イジりはエスカレートする
- イジりとイジメの線引き
- 逆にイジられないタイプはどういう人なのか?
- イジってくる奴は何故イジってくるのか?
- イジられないようになるにはどうしたらいいか。
イジられやすいタイプ
こんな記事を書いているが私だが、実はあまりイジられやすいタイプではない。
しかし身の周りにイジられやすいタイプの友達が何人かいる。
その人達の特徴をまとめると以下のようなタイプだった。
- 優しい
- 反論しない
- 我慢強い
- 相手に気を使う
つまりめちゃくちゃ良い人達なのだ。
何を言われても相手に気を使い、自分が我慢すれば良いと思って反論せず無理して笑顔を作る。そんな人達だ。
それを笑いのネタにして何でもかんでも言っていいかのように思ってイジる奴に私は心底怒りを覚えている。
イジりはエスカレートする
私が身近に見てて感じるのはイジりはエスカレートするという事だ。
最初は確かに「からかってる」の範疇に入るかもしれない。
しかし段々イジってる奴が調子に乗ってくる。
さらには周りもそれに同調してイジりだす。
こうなると、もうイジりではなくてイジメだ。しかも集団イジメだ。
イジりが辛いと相談してくれた友達はこのように言っていた。
「最初は構ってくれてるんだし、皆んなが楽しそうだから良いと思ってたんだけど、段々辛くなってきて…」
「最初は可愛がってくれてると思ってたけど、段々馬鹿にされてるんじゃないかと思って辛くなってきた…」
何となくだが、イジられている人は最初は気づいてないか、何となく嫌だなと思っている程度だが、どんどんイジりがエスカレートし我慢の限界が来て精神的に苦しくなる。
というパターンが多いと思う。
イジりとイジメの線引き
「何怒ってんの〜?からかっただけじゃーん!」
これは実際にイジメに近いイジりをしていた奴のセリフである。
このセリフを聞いてイジる奴って本当に悪いと思ってないんだなと感じた。
では、イジり(からかいも含む)とイジメになるイジりは何が違うのか?
それは相手との関係性であると思う。
イジりというのは本来「相手をからかって笑いをとる」というコミュニケーション方法だと思う。その笑いの中にはイジられた本人も入らないといけない。
しかしイジメにつながるイジりでは、本人は笑えないどころか嫌だと思っている。
そこが問題なのだ。
また、仲が良いもの同士のイジりの場合、お互いにイジるので不満は少ない。
しかしイジメ系イジりは一方的にイジってきて、相手にはイジらせないというパターンが多い。
つまり地味に上下関係を発生させているのだ。
実際私が見聞きしたイジりはこのような関係性だった。
- 姉御キャラを作ってる女子→少し気弱な女子
- 会社の先輩→会社の後輩
- 会社の上司→会社の部下
正常なイジり合いをする時はお互い笑いながら「お前失礼やな!」と頭をはたく事が出来ると思うが、会社で部下が上司の頭をはたく事ができるだろうか?
このような上下関係による一方的なイジりは確実にイジメに発展すると思う。
逆にイジられないタイプはどういう人なのか?
私も、たまにイジられはするが、そこまで執拗なイジりを受けたことはない。
ではイジメレベルのイジりを受ける人と私は何が違うのか?
それはただ一つ、「キレやすい」というところだ。
ある一定のイジりレベルになると問答無用にキレる。
というかキレてしまう性格なのでしょうがないのだが。
これが黙って我慢してイジメレベルまで発展してしまう人との違いであろう。
イジってくる奴は何故イジってくるのか?
これは私の個人的な観察からによる分析だが、イジってくる奴はこのようなタイプの人が多いと思う。
-
自分が相手より上の立場に立ちたい。
-
他者をイジる事によってしか、その場を盛り上げる事が出来ない。
【自分が相手より上の立場に立ちたいタイプ】
まずイジる奴は100%イジっている相手をナメている。
そしてイジることによって自分の優位性を保っているのだ。
「構ってあげている。」なんてそれを露骨に表した言葉だ。
【他者をイジる事によってしか、その場を盛り上げる事が出来ない。】
イジられる側としたら本当に迷惑なのだが、本当にこういうタイプはいる。
笑いを取ろうとして他人をイジるのだ。
しかも本人はボッチだった人を仲間に引き入れてあげたなんて思っているかもしれないからタチが悪い。
イジられないようになるにはどうしたらいいか。
残念ながらイジってくる奴はイジれる人間を探すのに長けている。
なので、イジってくる奴がいない場所でない限り、何か対策をしなければ結局はイジられてしまう。
イジメレベルのイジりを防ぐには、ちゃんと自分を守るために怒ることが必要だ。
もちろん多少のからかいや、ギャグとしてのイジりは良い。
しかし自分が嫌だなと思ったら。
いくらなんでも、回数が多いと感じたら。
怒った方がいい。
しかも出来るだけ早いうちに、だ。
早いうちにちゃんと反発しておかないと、こいつはチョロイとナメられてしまう。
ちなみに怒るというのは怒鳴るという事ではない。
イジってくる奴はだいたい口が上手い。口論しても丸め込まれてしまう。
なので「私はあなたを軽蔑します。」という目で睨み付け、その後何日かはソイツに冷たい対応をとれば良い。
イジられるのは本当に優しい人ばかりなので、怒りを表現するのは難しいかもしれない。
けど最低愛想笑いは止めよう。
相手はその愛想笑いを見て、イジられて喜んでいると勘違いしている。
以上、イジりとイジメを自分なりにまとめてみた。
イジりによるイジメの恐ろしいところはイジっている本人たちに全く罪悪感がないことだ。それどころか「イジられた側の捉え方が悪い」と自分は悪くないと言うことすらある。
その点については別記事にしたので良かったら読んでみてほしい。